薬局の調剤領収書を調べてわかったこと


昨年、のど風邪をこじらせたり皮膚の湿疹などで数回病院を利用しました。
病院で診療の領収書をもらい、薬局で薬をもらう際も保険調剤の領収書をもらいます。

具合が悪い状態で、この領収書のことなんぞ確定申告で使うからファイルに入れて保管するくらいでまじまじと見ませんでした。

実際、必要な診療と薬なのだし、見直したところでどうにもならないと思っていました。

ある時、「薬剤服用歴管理指導料(6ヶ月以内来局あり、手帳なし)との項目に目が行きました。
毎回手帳を忘れて、シールだけもらって家に帰って貼っていました。
「これって…もしや手帳あると金額かわるのか?」
気が付きました。

はい、お薬手帳あると変わります。

薬学管理料の点数が変わりました。
  • なし→53点
  • あり→41点
1点=10円なので120円の差が!!
※ただし、6ヶ月以内再来の場合。
※3割負担の場合は最終的に負担額は36円の差になる。

そんな事があり、
もっとお薬手帳以外で節約できるところはないかな?と昨年の自分の処方された領収書を基に調べてみました。

基本調剤料?

  • 基本調剤料1=41点
  • 基本調剤料2=25点
  • 基本調剤料3=20点/15点
分類が1〜3に分かれていて、
基本調剤料1は、小さな個人経営の店。
基本調剤料2と3は、大型病院の前にあるチェーンの薬局(門前薬局)
とのことでした。

私が持っている薬局の領収書はすべて基本調剤料1でした。
内訳として、チェーンドラックストア内薬局3回と個人店(?)1回の利用でした。

チェーンのドラックストアは、Tポイントが付くウェルシアだったのですが、街中の薬局という位置づけで、基本調剤料1が適用されているみたいですね。

大型病院の前の薬局というのは、大型病院以外の処方でも基本調剤料2が適用されるのか、気になりますね。


後発医薬品調剤体制加算1=18点?


ざっと調べたところ、国がジェネリック医薬品を推進していて、ジェネリック医薬品を積極的に出している薬局が加算できるそうです。

こちらとしても薬本体の価格が下がるので、まあ、ジェネリック医薬品を出した記録という意味で捉えようと思います。


地域支援体制加算=35点?


2018年度の調剤報酬改定で新設された制度で、厳しい実績条件をクリアした薬局が加算できるらしいです。

実は、これが付いた薬局を利用したのがたまたまでした。
1週間程まえからポツポツできた皮膚の湿疹が気になっていて実家に帰った時に、時間があるから病院に行ってみようとしたのが利用のきっかけでした。

つまり1度しか利用せず、住んでいない地域の薬局で加算された「地域支援体制加算」は、私にとっては必要がない出費だったと言えます。
住んでいる地域の薬局であれば、信頼度が高く安心して何度も利用できる「かかりつけ薬局」として認識でき機能したかもしれません。


薬局の調剤領収書を調べてみて

よくわからないままって良くないな〜とあらためて思いました。
薬局って一律同じではないとはじめて知りました。
そして「処方は住んでいる地域で!!」と肝に命じました。
お薬手帳も最近アプリがあるようなので、そちらをダウンロードしておこうと思います。


参考:
日本調剤(https://www.nicho.co.jp/topics/detail/18666/)
NIKKEI(https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22578020T21C17A0000000/)
DIAMOND(https://diamond.jp/articles/-/25006?page=4)